はじめてのエシカルQ&A
アイスになくて冷凍食品にある表示は?
アイスになくて冷凍食品にある表示は?
- 賞味期限
- 消費期限
- 品質保持期限
答えは 1、賞味期限 です!
アイスクリームも冷凍食品も、同じように冷凍ケースで販売されます。
アイスは、基本的にマイナス18度以下で保存されるので、品質の劣化がとてもゆるやかです。そのため、賞味期限表示は省略することができます。
とはいえ、アイスモナカは、
作ったばかりはパリッとした食感が楽しめますが、
作ってから日が経つと、パリッと感が失われます。
また、新製品のアイスを開発しても、思ったように売れないと、
冷凍倉庫に長期間保管することになり、
常温保存よりもコストがかかります。
そのため、アイスを製造する企業では、
ある一定期間保管した後は処分することが多くあります。
消費期限(しょうひきげん)と
賞味期限(しょうみきげん)は
発音すると、1文字しか違いません。
漢字で見ても、「期限」と書いてあれば
「そこまでしか食べられない」と認識してしまうでしょう。
消費期限は、おおむね、日持ちが5日以内のものにつけられます。
たとえば弁当、おにぎり、サンドウィッチ、生クリームのケーキなど。
それに対し、
賞味期限は、品質が切れる日付ではなく、
美味しさの目安です。
メーカーは、
- 微生物検査
- 理化学検査
- 官能検査
の検査をして、美味しく食べられる期間(賞味期間)を設定します。
その数字に、1未満の安全係数を掛けたものが
賞味期限として表示されます。
国は0.8以上を推奨していますが、
冷凍食品でも0.7を使っている企業もあります。
1年以上日持ちする食品でも0.6を使ったり、
菓子で0.3を使ったりしていたケースもありました。
さまざまな状況とリスクを考慮し、短めに設定されるということです。
それを知っていれば、日付が過ぎてすぐ捨てることはなくなるでしょう。
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